北大西洋条約機構（NATO）首脳会議は30日閉幕し、ロシアを「最も重大かつ直接の脅威」と呼び、抑止力と防衛力を大幅に強化すると打ち出した。
さらに、「中国が欧米の安全保障に突きつける体制上の挑戦に対応」として、中露の戦略的協力関係の深化はNATOの価値と利益に反するとしたのだ。
つまり、ロシアが東欧へ侵攻し、中国が東南アジアへ侵略するというシナリオが、平和の祭典である北京冬季オリンピックで交わされていたってわけ。
ところがオリンピックが終わり、パラリンピックの始まる前にウクライナ侵攻が始まったのには、中国側も驚いたかもしれないが、同じムジナなのである。
ただこの危機感が北欧の二国が示したように、中露の世界構想は、出来上がってると見た方がいいかもしれない。
エネルギー・食料において 自給力のない日本は、あくまで【世界平和】が生命線なのだが、その平和憲法が改憲に揺れ動いているのだ。
