猫のひたい

狭い了見からの、想いつき・・・

何としても、今を生きる・・・

温室ガス2030年度46%減(13年度比)】の、26%からの目標引き上げを表明した。
その取り組みが、①再生可能エネルギーの最大限導入②火力発電の必要最小限化③「ESG投資」の拡大④産業・運輸の「電化」加速、そして⑤原子力の活用なのである。

なかでもインパクトがあるのは、⑤原子力の活用で、世界の国々はこれに頼る傾向にあるけれど、地球の首を絞めているようで気が気でない。
とりわけ自然災害国日本にあって、原子力を信奉することは、増大していくエネルギーに対処しながらも、連鎖する生命の負債は膨らみ、やがては破産することを認識する必要がある。

これからも、世界は脱炭素移行を強めていくけれど、原発のごみは、たとえ生命体が存在しなくなった後も、かつて繫栄した最も美しい、青い地球は、原子遺産として見捨てられてしまう。
平和利用のなかには、そんな悲しい物語があるかもしれないが、緊急事態は、現実と向き合い、そして未来を思考し、歴史に学んでみると、何としても今を生きるということが輝いて見えてくるんだよなぁ。