猫のひたい

狭い了見からの、想いつき・・・

復興の象徴である、聖火が・・・

東日本大震災の発生から11日で丸10年となり、道路や住宅など生活インフラの整備はおおむね完了、政府による大規模な公共投資は一段落する。
しかし、陛下が言われるように、「震災は現在も続いている」のであり、死者・行方不明者・震災関連死が約2万2千人、そして避難生活者は4万人以上なのである。

それでも、世代をつなぐ生命は、この困難に打ち勝ち、夢を持ちながら未来へと歩み続けるに違いない。
このコロナ戦禍にあっても、わたしたちは知っているー世界の人々が鎮魂と平和の鐘を打ち鳴らしていることを・・・。

ただこの震災に、大きな課題が残されているのは、災害国にあっての、この先は原子力発電所事故について何の解決もされていないことだ。
いろんな批判があるにしても、復興五輪の象徴である聖火が、25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」からスタートするのを見守るばかりである。