『欠史十代』とは、『古事記』における、第24代仁賢天皇から第33代推古天皇までの10人の天皇のことである。
かの推古に仕えた厩戸皇子についても、系譜のみしか見られないのは、臣下でありながら、大伴・物部、蘇我王朝が存在していたのではなかろうか?
だからこそ、『古事記』とは別に、正史としての『日本書紀』に取り組む必要があったのだ。
しかも、倭国の存在を海外に知らしめる、聖徳太子、すなわち厩戸皇子の存在は大きかったにに違いない。
まさに厩戸は、日本におけるイエスの誕生であり、日出る処の奇跡を起こさしめる人であったのだ。
しかも十七条憲法は、現代の平和憲法へと、古代から、現代・未来につながっているように思える。
【追伸】
ついでながら、四天王寺にあるかもしれない、聖徳太子の『未来記』を、できれば今日のコロナの項だけでも拝見したいものである。