猫のひたい

狭い了見からの、想いつき・・・

入り口はあっても、原発ごみの出口はない・・・

原子力発電所の運転期間を60年超に延ばすための法案が27日、衆院本会議で与党と日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決した。
その裏付けのように、原発の60年超運転を可能にする、「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」を引き合いに出す。

GXとは、持続可能な社会を実現するために、企業が使用するエネルギーを再生可能エネルギーなどのグリーンエネルギーに切り替えること。
というのも、2050年にはカーボンニュートラルを実現することを、日本は国際的に約束しているわけで、エネルギー問題を解決しときたい。

カーボンニュートラルとは、「温室効果ガスの排出量と吸収量を同じにする」という意味なんだけれど、抱えているのは原発弾なんだよなぁ。
原子力発電所の全廃を決めたドイツは、最後の原子炉がこの15日運転を停止したが、日本には原発の入り口はあっても原発ごみの出口はない。