猫のひたい

狭い了見からの、想いつき・・・

事故るまで、予算は・・・

『東京最多224人(大阪30人)感染』と『九州豪雨 死者62人に』の見出しが並べられていた。
コロナ感染が、夜の飲食店と客たちの出来事だとしたら、お互いにリスペクトをすることを忘れているとしか思えない。

一方、毎日のように豪雨が続いたら、どんなに堅固な街でも、山河の濁流に飲み込まれてしまう。
とはいえ、いくらコロナ列島に梅雨前線が停滞していても、勇敢に救済に立ち向かっていく地上の星たちはいるのだ。

With Coronaとした背景には、今後も感染は避けられないが予防はできるという確信があるからである。
毎年氾濫は続いていても、昔から住み続けている山河の生活者にとっては、そこが聖地であることに変わりはない。

しかし、国や自治体は、人の命を守り、町や村を護らねばならないのだから、自然災害や人工災害には危機管理を持ち続ける必要がある。
ところが、災難は忘れたころにやってくるというわけで、危険に気付いているのに事故るまで予算をかけないのが常なのだ。