2021-11-12 生きることは、隠れた才能に・・・ 「書いた 愛した 生きた」は、『赤と黒』の作家スタンダールの墓碑銘であった。それに同調したわけではないだろうが、寂聴の墓碑銘は「愛した 書いた 祈った」! まさに、彼女の一生を思わせ、その晩年の表情や語り口が浮かんできて落ち着く。その法話を聴聞するだけで、否、拝顔するだけでも、優しい気持ちになれるのだ。 「誰にも才能があるけれど気づかないだけ、生きることは隠れた才能に水や肥料を!」それができたら、どんな小さなことでも「ああ生きた」と思えるんだけど宿題だよね。