米国の白人警官による、黒人暴行死事件を機に、フランスでも人種差別の抗議デモが広がった。
人口の約1割を占めており、4年前には同じような事件が起きていたフランスでも大きな問題なのだ。
すると、米動画配信サービスは、人種に対する偏見を含んでいるとして、名画『風と共に去りぬ』（1939年公開）の配信を停止した。
現代において、誰も奴隷制度を正当化してるとは思わないが、今後は映画の歴史的な考察や差別描写への批判を示したうえで配信するという。
どこにも、極左・極右にかかわらず、狂信的に陥りやすい人たちはいるもので、やくざ映画やアウトローたちのエンターテイメントには生じやすいのだ。
最後の場面で、スカーレットの名セリフが聞こえてくる「After all... tomorrow is another day.（明日は明日の風が吹くわ）」は、多くの女性ファンが勇気づけられたと思うのだが、それは今日のコロナ情勢下にあっても・・・。
