猫のひたい

狭い了見からの、想いつき・・・

女性・母性保護には、充実したライフワーク・・・

優生保護法は、1948年(昭和23年)から1996年(平成8年)まで存在した日本の法律だというんだけれど、戦後の法律なんだよね。
それも、不良な子孫の出生を防止することと、母体保護という2つの目的を有し、強制不妊手術(優生手術)をしていたというよ。

まさに戦前のナチスだと思っていたら、他の国でもこの優生思想は蔓延していたようで、戦後の不況にあっては人口抑制も絡んだ。
とはいえ、1996年の法改正で、優生思想に基づく部分は障害者差別であるとして削除され、法律名も「母体保護法」に改められた。

日本で初めて、女性として弁護士、判事、裁判所長を務めた三淵嘉子は、この法律についての「はて?」とのコメントはと思う。
それと人口減少は関係ないとは思うけれど、結婚・出産という女性・母性保護には、充実したステージのライフワークも必要だよ。